今後もネットワークを維持して議論を進めたい──自民党web3PT第4回「DAOルールメイクハッカソン」議事要旨
11月15日から毎週水曜日に開催されてきた、DAO(分散型自律組織)に関する法律のあり方を議論する「DAOルールメイクハッカソン」は12月6日、ひと区切りとなる第4回目が開催された。会場となった自民党本部1階の101号会議室には最終回ということもあり、過去3回にも増して多くの関係者が集まっていた。 今回プレゼンテーションを行ったのは、SOKOライフテック、巻組、Tales & Tokens、スパークル・みちのくDAO、ディー・エヌ・エー、ネオ山古志村世話人DAO・牛の角突きファンクラブ。 会議室の前方には前述の事業者と、いつものように主催者側として自民党デジタル社会推進本部長の平井卓也議員、web3PT座長の平将明議員、同事務局長の川崎ひでと議員。会場に並べられた座席には、議員、各省庁、Web3PT関係者、傍聴に訪れたDAO事業者などが埋めた。 ハッカソンは司会・進行を務める川崎議員の開会宣言でスタート。平議員が「4回のハッカソンの後、論点を整理し、どういうやり方でルールを整備していくかなどをまとめて、皆さんにお知らせしたい。一方でテクノロジーはどんどん進み、状況も変わっていく。この関係性を保ちながら技術の進化に対応できるレギュレーションの体系を常に求めていきたい」と挨拶。 続けて平井議員が「今回、新しい制度を作るプロセスにこういう取り組みを行ったことはおそらく初めてのこと。非常に内容の濃い議論を続けられたと思っている。来年以降、皆さんが思い切って取り組みを前に進められるよう、ルールのみならず、税制でもバックアップしたいと思っている」と述べた。 参考記事:他社発行の暗号資産、期末時価評価課税から外す方向へ:報道 以下、各事業者のプレゼンテーションとその後の議論の要旨を紹介する。
SOKOライフテック
2022年6月に「web3モデルタウン」を表明した岩手県紫波町での取り組みとして、地域住民のボランティア活動などに対してトークンを発行する「Help To Earn」「デジタル紫波町民制度」などを紹介。