鹿児島県伊佐市長選挙、現職の橋本欣也氏が前市議の新人2人破って再選…子ども医療費無償化拡充など訴え
鹿児島県伊佐市長選は17日、投開票され、現職の橋本欣也氏(60)(無所属)が、いずれも新人で前市議の遠矢寿子氏(62)(同)と森山良和氏(40)(同)を破り、再選を果たした。 【表】伊佐市長選開票結果
選挙戦で橋本氏は、県の特別支援学校や企業の誘致に取り組んだ1期目の実績を強調。「安心して働き稼げるまち」を掲げ、子ども医療費無償化の対象拡充や、市の基幹産業である農林、畜産業への支援拡大を訴えて支持を広げた。
1期目は新型コロナウイルス対策に取り組んだほか、「教育日本一のまちを目指す」として最新のIT教育を導入。「将来の伊佐のためにチャレンジしないといけない」として、市政の継続を訴え、今年2月に立候補を表明していた。
遠矢氏は男女共同参画の推進などを訴えたが及ばなかった。森山氏は若さを前面に「世代交代」を求めたが支持が広がらなかった。
当日有権者数 1万9538人▽投票者数 1万3512人▽投票率69・16%(前回73・25%)