今年の夏は北陸の山歩きを楽しもう!石川県のおすすめ山リスト#2
今年の夏は北陸の山歩きを楽しもう!石川県のおすすめ山リスト#2
日本百名山の著者「深田久弥」が初めて登った山として、地元で親しまれている富士写か岳。山の姿が富士山に似ていることからこの名がついたといわれている。4 月下旬ごろから咲き誇るシャクナゲが有名で、開花する時期には日本各地から多くの登山者が足を運ぶ。登山コースは大きく分けて3つ。初心者から人気の高い「我谷コース」と「大内コース」、急登もあるが登りごたえ抜群の「枯淵コース」。歩き足りないという人には、縦走するプランを立てることができるのもうれしい。下山後は山中温泉の湯元である共同浴場「菊の湯」で、さっぱりと汗を流したい。 ベストシーズンである4 月下旬には、シャクナゲの群生が地面を埋め尽くすほど。とくにこの時期はシャクナゲを楽しみに登山する人が多い。秋の紅葉もすばらしく、四季折々で表情の変化を楽しむことができる。
おすすめルート(計5時間30分)
①我谷登山口。 ↓1時間30分。 ②小リス平。 ↓1時間20分。 ③富士写か岳。 ↓2時間。 ④九谷ダム。 ↓40分。 ⑤我谷登山口。
アドバイス
JR 加賀温泉駅から我谷登山口まで、タクシーで約30 分。車の場合、北陸自動車道・加賀ICから我谷登山口まで約30 分。無料駐車場(20台)あり。トイレなし。ルート途中にある枯淵登山口の九谷ダムサイトにはトイレあり。
取立山[ 1,307m / 勝山市 ]
奥越高原県立自然公園内に位置し、ベストシーズンには多くの登山客でにぎわう。5 月中旬~下旬には、たくさんのミズバショウが咲き乱れる群生地として有名。登山道は険しいルートが少ないため、気軽に歩くことができる。登山口から歩いてすぐのところには落差30m ほどの大滝があり、夏らしい涼しげな清涼感を味わえる。山頂付近では高山植物を楽しんだり、白山連峰の大パノラマを望んだりと、思う存分に自然を満喫できるのも魅力だ。秋には紅葉が美しく彩り、冬には冬山入門の場所として訪れる人も多いため、季節を問わず一年中楽しむことのできる山だ。 取立山には約3、000 株ものミズバショウが自生しており、見頃の時期には多くの登山者でにぎわう人気スポット。石川県境にある取立平の県境稜線上にミズバショウの群生地があり、日本南西限に近い。