中東の伝統的な香料“ウード”にオマージュを捧げた「ルイ・ヴィトン」フレグランスの正体
誕生から5年を経た「オンブレ・ノマド(Ombre Nomade)」は、ルイ・ヴィトンのフレグランスを代表するアイコンのひとつ。 ▶︎すべての写真を見る 「オンブレ・ノマド」を調香するにあたり、マスター・パフューマーのジャック・キャヴァリエ・ベルトリュードは、中東を代表する香料であるウード(沈香)にオマージュを捧げている。
ウードはもともと稀少な樹脂だが、最高級の品質を探し求めたジャックは、バングラデシュのあるプランテーションから類い稀なウードを調達することを決意。 そのウードは、スパイシーなノートとレザー調のアクセント、そしてウッディな深みを秘めているのだ。 ジャックはその価値ゆえに別名「ブラックゴールド」と呼ばれるウードに、ベンゾイン、ラズベリー、バラ、ローズゼラニウムでアクセントを添え、インセンスでスピリチュアルな深みが加えられている。
マーク・ニューソンがデザインしたルイ・ヴィトンのフレグランスのオリジナルボトル。ダークな色合いを帯びているが、不透明でも漆黒でもない、絶妙な色みを纏っている。ボトルの素材であるガラスを通して、フレグランスは黄金色の輝きを放つ。
また、透明なエングレービングによるルイ・ヴィトンのシグネチャーの上に「OMBRE NOMADE」の文字が記された。繊細な陰影を施したゴールドカラーのメタルで重ねて仕上げられている。
OCEANS編集部