【150台限定でエディション1も導入】メルセデスAMG E53にPHEVのハイブリッド 4マティック+追加
パワートレインとトランスミッション
■パワートレイン 新型E 53には、定評のあるM256をさらに進化させた3L直列6気筒ターボエンジンM256Mに高出力モーターと大容量リチウムイオンバッテリーを組み合わせたプラグインハイブリッドシステムを採用した。 M256Mはターボのブースト圧を1.5barまで高めたことや新たにプログラミングされたソフトウェア、冷却装置の追加などにより、449ps/57.10kg-mを発揮。 トランスミッションに統合された163ps/48.95kg-mを発揮する高出力の永久磁石同期モーターは、発進時の俊敏な加速を力強くブーストし、システムトータルで585ps/76.48kg-mを実現。更にレーススタート時はシステム最高出力が612psまで高まるという。 このように圧倒的な動力性能を誇りながら、EV走行換算距離(等価EVレンジ)はセダンが101km(WLTCモード国土交通省審査値)、ステーションワゴンが97 km(WLTCモード国土交通省審査値)とロングレンジを実現。日常走行をほぼ電気のみでまかなうことも可能で実用性にも優れるという。 ■AMGスピードシフトTCT 9Gトランスミッション シフトタイムの短縮やダブルクラッチ機能によってエモーショナルなドライビング体験を提供するAMGスピードシフトTCT 9Gトランスミッションを採用。 AMGダイナミックセレクトのドライビングプログラムに応じて、高速でスポーティなギアチェンジからスムーズで快適なシフト操作まで行え、また、マニュアルモードも選択可能でパドルシフトによる意のままのシフトチェンジも楽しむことができると述べている。
サスペンションとデフ
■AMGライドコントロールサスペンション 高いアジリティやニュートラルなコーナリング特性、優れたトラクションを可能にするシステム。 サスペンションはスプリング・ダンパー設定とアダプティブダンピングを備え、優れたハンドリングと高い快適性を兼ね備え、四輪それぞれのダンパーの伸び側と縮み側に独立したバルブがあり、ダンパーレスポンスは、走行状況や路面状況に合わせて素早く、正確に変化する。 さらにダンパー特性はダイナミックセレクトの「コンフォート」/「スポーツ」/「スポーツ+」の選択により好みの状態に変化。長距離走行向けの優れた快適性からスポーティなドライビングダイナミクスに至るまで、はっきりと体感できるほど異なる設定を選択可能だという。 ■電子制御AMGリミテッド・スリップ・デフ 走行状況に応じてロッキング機構を電子制御するAMGリミテッド・スリップ・デフをE 53で初採用。あらゆる走行状況で強力なトラクションと安定感あるハンドリングを提供する。 走行状態に応じて連続的に左右後輪への動力伝達を調節することでコーナリングや車線変更時の安定性が向上。ディファレンシャルが左右のホイールの回転速度を調節し、ブレーキを介入させることなく内輪のスリップを抑制するためパワーロスが無いと彼らはいう。 発進時、加速時、コーナリング時、ブレーキング時などあらゆるシチュエーションでトラクションと安定性を向上させるほか、積雪時などの悪天候においても優れた効果を発揮。 また、きめ細やかな調節が可能な電子制御のリミテッド・スリップ・デフは、機械式に比べ市街地走行における快適性にも優れていると表現する。