「日本ではカップルで過ごすもの!?」愛媛に住む外国人に聞くクリスマスの“伝統スイーツ”&各国の過ごし方4選
リンステッド出身・ロドリック ソロモンさん(46): 「12月の間、ジャマイカ人は家の大掃除をし、教会の礼拝に行きます。クリスマスソングやキャロルは、レゲエバージョンでも演奏しますよ。あとはプレゼントを買ったり、クリスマスツリーや飾り、ライトを飾ったり。パントマイムを見るために劇場にも行きます」 「クリスマスイブには『グランドマーケット』に行きます。これはとても大きなイベントです。食べ物やさまざまな商品、おもちゃなどが売り買いされ、たくさんの音楽をかけ、ダンスを楽しみます。クリスマス当日は、多くの人が教会に行くか、家にいて家族や友人と豪華なディナーを楽しみます」 日本で一番驚いたのは、クリスマスに“ケンタッキー”を買って食べることだという。ジャマイカでは特別な日であるからこそ、すべて手作りで用意し、家庭の味を受け継いでゆく。
④【スペイン】プレゼントはサンタクロースじゃなくて“三賢者”から!?
最後は日本に初めてキリスト教を伝えたという宣教師フランシスコ・ザビエルの故郷、スペイン。 クリスマスに欠かせないのは、「トゥロン」というヌガー菓子や「ポルボロン、マンテカード」といったホロホロ食感のソフトクッキー。24日には家族でクリスマスソングを聴きながら、ゆっくりと食事を楽しみ、デザートとしてこれらを食べるのが伝統となっている。
スペインのクリスマスの特徴は、どの家もツリーのほかに、イエスが生まれたとされる「馬小屋」のフィギュアを飾ること。そして何より、シーズンが1月6日まで続くことだ。 マドリード出身・ホアン ベルモンテさん: 「31日の夜中12時前になると、マドリードの有名な広場の時計台を映したテレビ中継を必ず見ます。そして時計台の鐘が12回鳴る音に合わせ、ブドウの実を12個食べるんです。そしてみんなで乾杯し、新年を祝うのも伝統です」 「そして、6日は『レジェス・マゴスの日』と呼ばれるお祝いの日。キリストが誕生した際に『東方三賢者(レジェス・マゴス)』がラクダに乗って現れ、イエスにそれぞれ贈り物をしたとされています。このエピソードに由来して、スペインでは1月5日の夜に三賢者のパレードがあります。子どもたちはパレードを見て『このあと、3人が家にプレゼントを届けに来るんだ!』と急いで帰って、早めに寝ます。そして三賢者の為に、トゥロンやポルボロンを用意しておくのです。朝、プレゼントを見つけた子どもたちは大喜び。私にとってはサンタクロースよりこの三賢者からのプレゼントが印象深いですね」