「日本ではカップルで過ごすもの!?」愛媛に住む外国人に聞くクリスマスの“伝統スイーツ”&各国の過ごし方4選
現在、2児の父でもあるトムさん。子どもたちにアメリカ流のクリスマスを過ごしてもらいたいと、部屋には必ずツリーを飾り、奥さんが作ってくれたチキンやマカロニチーズを食べるそうだ。そしてクリスマスの朝、子どもたちがプレゼントを開けるのを楽しみにしている。
②【フィリピン】世界で一番長いクリスマス祝う「プト・ブンボン」
2か国目は国民の約90%以上がキリスト教徒で、アジアでは唯一のキリスト教国であるフィリピン。 伝統スイーツは、見た目も名前もインパクトの大きい「プト・ブンボン(Puto Bumbong)」。竹筒で蒸したもちもちの紫米に、マーガリン、すりおろしたココナッツや黒砂糖をトッピングして、バナナの葉の上に盛られている。
マニラ出身・カトリーナさん(30): 「フィリピンでは『ber-months』と呼ばれる9月から人々は飾り付けの準備をし、友人や家族へのプレゼントをゆっくりと買い始めます。ショッピングモールも飾り付けを始め、至る所でクリスマスソングが流れます」 「私にとってクリスマスは、イエスの生誕を祝い、このお祝いを家族、親戚みんなで分かち合うことを意味します。私たちには「ノチェブエナ」という伝統があります。12月24日に全員が楽しむお祝いのディナーです。この日は真夜中まで一緒に食事をし、ゲームをし、カラオケを歌います。真夜中、クリスマスを迎えるとプレゼントをお互い手渡し、全員でそれを開けます。私はこの夜が大好きなんです」 フィリピンでもほとんどの人にとって、クリスマスは家族で楽しむ時間。カトリーナさんは日本で初めてクリスマスを過ごしたとき、カップルで過ごす人が多いことに驚いたそうだ。
③【ジャマイカ】日本のKFCにびっくり!クリスマスキャロルはレゲエ調で
続いてはカリブ海に浮かぶ小さな島国、ジャマイカ。キリスト教徒が多いジャマイカは教会の数も非常に多く、人々の生活と強く結びついている。 伝統スイーツは「ポテトプディング」。このルーツは植民地時代にイギリスから入ってきた「クリスマスプディング」にあると言われている。すりおろしたサツマイモをベースに、黒砂糖・レーズン・ココナッツミルク・ラム酒・スパイスなどを混ぜた、最もポピュラーなお菓子のひとつだ。 このほかラム酒をたっぷり入れたフルーツケーキや、ココナッツを溶かした砂糖で覆った「ドロップス」。ソレル(和名:ベニアオイ)という植物から作る飲み物など、クリスマスには特別なスイーツが用意される。