美女が「カウンタック」で疾走する伝説の映画『キャノンボール』の俳優が当時を振り返る…公開当時のまま維持される姿を全部見せます!
文化的価値が認められ、米国議会図書館に登録された
映画『キャノンボール』は大陸横断5000kmの「キャノンボール」レースにインスパイアされたもので、ニューヨークをスタートし、ロサンゼルスまで最短時間でアメリカ大陸を横断して競う。 映画はジャッキー・チェン、ロジャー・ムーア、ディーン・マーティン、サミー・デイヴィス・ジュニア、さらにファラ・フォーセット、エイドリアン・バーボー、タラ・バックマンといった俳優陣が出演している。 エイドリアン・バーボーとタラ・バックマンは作品内唯一の女性クルーとして登場した。最も印象的なシーンは、オープニングのパトカーとのカーチェイスシーンだろう。劇中のレースでカウンタックを操縦し、映画のオープニングでカウンタックから降りて道路標識にスプレーで「X」を描くシーンは話題を呼んだ。これらのシーンはクルマ好きの間で伝説となり、アメリカの伝統の一部となったほどで、米国議会図書館に登録された数少ないクルマのひとつとなった。
映画で共演して以来の再会で語ったこととは
マーシー・サッチャー役を演じたエイドリアン・バーボーとジル・リバーズ役を演じたタラ・バックマンは映画で共演して以来直接会っていなかったが、インタビューでは彼女らの記憶が蘇り、このように話した。 「当時のランボルギーニは年間50台あまりしか生産していなかったこともあり、2人とも撮影が開始するまでランボルギーニを見たことも、ましてや運転したこともなかったわ」 また、エイドリアン・バーボーは、このようにコメントした。 「私はこのクルマを見てすぐに美しいと思った。私たちは最高のクルマに乗っていて、間違いなく最も美しかったわ」 タラ・バックマンは、このように付け加えた。 「カウンタックには勝者の風格があり、他のどのクルマも勝てなかったと思う。そして、オープニングのシーン、あのサウンドトラック、そしてカウンタックが疾走し、パトカーとかくれんぼをする姿。カウンタックだからこそ、これだけの影響をもたらす作品になったのでしょう」 「この映画が伝説的な地位を得ると予想していたか?」という質問に対し、2人はこう答えた。 「私たちだけでなく、誰もが成功を予想していなかったでしょう(笑)。サインを求められるようになるまで、この映画がどれほど成功したのか、まったく気づかなかったわ。ホラー映画で俳優として成功し、アニメ『バットマン』でキャットウーマンを演じているにもかかわらず、人々は何よりもカウンタックのモデルカーにサインを求めてくるの」
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