26歳の女再逮捕…強盗から現金5万円受け取り、自身の口座に振り込ませる 資金管理役か 4万円はリクルーター役の報酬、残り1万円は交通費などの経費に 闇バイトに応募「報酬は得ていなかった」
東京都国分寺市の強盗傷害事件の被害金をインターネット銀行口座に振り込み入金させたとして、県警や警視庁などの合同捜査本部は25日、組織犯罪処罰法違反(犯罪収益収受)の疑いで、アルバイトの女(26)=京都市上京区=を再逮捕した。女は10月に発生した所沢市の強盗事件で、「資金管理役」として関与したとして、強盗致傷容疑で逮捕されていた。所沢と国分寺の事件で、被害金を受け取った口座は同じネット銀行口座だった。 夫婦衝撃…自宅で襲われる 深夜にドンドンと窓を割られ、飛び起きた2人…急いで通報、闇バイトを募っていた会社員を逮捕【写真2枚】
再逮捕容疑は9月30日午前9時55分ごろ、犯罪行為で得た現金5万円を自身名義の普通預金口座に振り込ませ受け取った疑い。 捜査本部によると、国分寺事件の実行犯の1人が犯行後、被害金550万円のうち5万円を県内のコンビニエンスストアATMから入金。実行犯や女の携帯電話の解析、ネット銀行口座の捜査から犯行を特定した。 捜査関係者によると、振り込まれた現金のうち4万円は所沢事件で実行役のリクルーター役とされる男(31)=強盗致傷罪などで起訴=に報酬として送金。残り1万円は交通費などの経費として女が受け取った。女は「犯罪行為で得た悪いお金と知りながら入金させたことで間違いない。指示役に別の人に送金してほしいと言われた。早く借金を返したかった」と容疑を認めているという。 今年9月ごろ、X(旧ツイッター)で「急募」「高収入」と検索して闇バイトに応募したものの、「報酬は得ていなかった」と供述。携帯電話には秘匿性の高い通信アプリ「シグナル」「テレグラム」が入っていたという。
さいたま地検は25日、所沢の強盗致傷事件で、女を不起訴処分とした。詳しい理由を明らかにしていない。