「インサイドアウト軌道」が強過ぎることで起きるミスとその改善法は? プロがイラストを交えて解説!
振り遅れ改善方法
BをAのポジションに改善するためには、胸の回転と、クラブヘッドの運動量を揃えることにあります。このことを腕と体の同調と表現しています。 胸の回転と、クラブヘッドの運動量を揃えることができれば、振り遅れが改善され、フェースとボールをコントロールすることができるようになります。
そこでお試しいただきたいのが、クロスハンドドリル(イラスト2)です。 1、クラブを持つ左右手元の位置を入れ替えて、クロスハンドで構えます。 2、クロスハンドのままテークバックし、腰の高さまできたら、クラブをストップしましょう。 3、このポジションで順手に持ち替えます。 グリップをクロスハンドにするだけで、テークバックで極端にクラブをインサイドに引きすぎることなく、正しく胸が回る感覚を掴むことができます。このポジションを通過し、トップを迎えスウィングすることができれば、振り遅れの要素を阻止することができますよ!
とても効果的なドリル練習なのでクロスハンドのままアプローチ練習を行なっているプロもいます。その場合は、前傾姿勢が起き上がってしまうとシャンクが出やすくなってしまうので、前傾姿勢を保ったままスウィングするようにしてください。 起き上がりもインサイドアウトの原因となってしまうのでお心当たりのある方は是非参考にしてください。
大谷奈千代