スールシャールに問われる「監督力」【ワールドサッカーダイジェストのザ・ジャーナリスティック】
息を吹き返しての快進撃が待望論に拍車を掛けていく
3年契約でユナイテッドの監督に正式就任したスールシャール。「本当の意味でのハードワークはこれから始まる」と決意を新たに。(C)Getty Images
マンチェスター・ユナイテッドをV字回復に導いたスールシャール暫定監督が3年契約を結んで正式な指揮官に就任した。期待と重圧が高まるなかで、再建の旗振り役を務め上げられるのか。監督としての真価が問われる。(文:オリバー・ケイ・訳:井川洋一 2019年4月18日発売ワールドサッカーダイジェスト『ザ・ジャーナリスティック イングランド』を転載) ―――◆―――◆――― その会食が催されたのは1月22日の夜。オレ・グンナー・スールシャールがユナイテッドの暫定監督に就任してから5週間あまりが経った頃だ。 我々ジャーナリストも招かれた食事会は、チャリティー基金『ユナイテッド・フォー・ユニセフ』が主催する毎年恒例のチャリティーイベントだ。ユナイテッドがユニセフ(国連児童基金)とともに立ち上げたこのチャリティーは、恵まれない子供たちを救うための慈善活動で、ユナイテッドからは監督以下
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