埋設半世紀以上の水道管破損か 静岡市清水区や浜松市中央区で漏水 道路損壊や断水も
静岡県内で17、18の両日、水道管の老朽化が原因とみられる漏水が発生した。 18日午前5時半ごろ、静岡市清水区迎山町の県道駒越富士見線で、「地下の水道管から道路上に水があふれている」と清水署から市に連絡があった。市上下水道局によると、地下約1・2メートル付近に埋設した水道管が破裂したとみられ、同日午前から重機を使って復旧作業を行ったため、市営の駒越生涯学習交流館を含む周辺6軒が数時間以上断水した。濁りが出るなどの影響はなかった。 同局水道部水道事務所の担当者によると、破裂した水道管は埋設から半世紀以上が経過していて、施設老朽化の可能性が高い。復旧工事のため一部で車線減少の対応を行った。 浜松市中央区東若林町では17日午前5時ごろ、「漏水が発生している」という趣旨の通報が警察官を通じて市にあった。漏水の影響で市道交差点の道路の一部が損壊し、通行を制限した。 市水道工事課によると、水道水を配るための水道管から漏水した。1960年代に敷設された口径200ミリの管で、老朽化による破損が原因という。 市は同日、可美、新津、白脇、江西の各地区約2万1千世帯で濁水が発生する可能性があるとして、家庭の水道水が濁っている場合は使用を控えるよう呼びかけた。
静岡新聞社