久常涼、松山英樹と初ラウンド「勉強になった」/全米プロ
全米プロゴルフ選手権最終日(19日、ケンタッキー州ルイビル・バルハラGC=7609ヤード、パー71)24位から出た久常涼(21)=SBSホールディングス=が67と伸ばして通算11アンダーで18位となった。松山英樹(32)=LEXUS=は71で8アンダーの35位。65を出した東京五輪金メダルのザンダー・シャウフェレ(30)=米国=が初日からの首位を守り、大会新記録の通算21アンダーでメジャー初制覇。米ツアーでは2年ぶりの通算8勝目で賞金333万ドル(約5億1950万円)を獲得した。 メジャーの最終日に憧れの先輩との初ラウンドが実現した。久常は松山と同組で回って18位。初の予選通過を果たしたメジャー2戦目を終え「世界トップの松山さんと回れたことはすごく大きかった」と笑みが弾けた。 5番で1メートル半を沈めて波に乗ると6番で5メートル、7番も1メートルにつけ3連続バーディー。「軟らかいコンディションが有利に働いた」と感覚がかみ合った。パー5の18番は、ピン奥からの2メートルのパットを沈めて5つ目のバーディーを奪った。 松山とは練習ラウンドを一緒に回ることも多いが、初の試合での同組。「ショートゲームの精度、ゴルフの組み立てが全く違う。勉強になった」と目を見張った。今季が米ツアー参戦1季目。「来季のシード獲得にもつながる。いい1週間だった」と胸を張った。