かつての輝きは…?オフに戦力外となった大物(6)6年ぶりで”戦力”に
プロ野球の世界では、毎年ドラフト会議によって晴れてプロ入りを勝ち取る選手がいる。その一方、現役引退や戦力外通告などで球界を去る選手も存在する。特に昨オフは、輝かしい実績を誇る選手も、多く非情宣告を受けることとなった。そこで今回は、戦力外となった大物選手を紹介したい。
炭谷銀仁朗
・投打:右投右打 ・身長/体重:181cm/98kg ・生年月日:1987年7月19日 ・経歴:平安高 ・ドラフト:2005年高校生ドラフト1巡目 プロ18年目の昨季は65試合に出場し、チームの捕手では2番目に多い出場機会を得ていた炭谷銀仁朗。貴重な戦力となっていたが中で、まさかの戦力外通告を受けた。 2005年高校生ドラフト1巡目で西武ライオンズに入団。高卒新人ながら開幕マスクに抜擢されるなど、早くから台頭した。2012年には初のゴールデングラブ賞を獲得し、2015年にはベストナインとゴールデングラブ賞をW受賞。 その後も正捕手として活躍を続けたが、2018年は森友哉の捕手起用もあって出場機会が激減。同年オフに読売ジャイアンツへFA移籍した。 巨人でも一定の活躍を見せていたが、2021年のシーズン途中に金銭トレードで東北楽天ゴールデンイーグルスに加入した。 2022年は開幕マスクを被り、98試合出場、打率.237、4本塁打を記録。昨季は太田光にスタメンマスクを譲る機会が増えたが、65試合に出場した。 しかし、若返りを図る球団方針もあってまさかの非情宣告が言い渡された。その後、西武に6年ぶりの復帰が決定。 復帰後はベテランらしい統率力で投手をリードするなど、貴重な戦力となっている。
ベースボールチャンネル編集部