【日本代表】日程の妙、森保監督は歓迎「インドネシアの気候に合わせられる」中国への移動も工夫
サッカー日本代表はアウェー2連戦となる11月のワールドカップ(W杯)北中米大会アジア最終予選インドネシア戦(15日、ジャカルタ)、中国戦(19日、アモイ)の2連戦をこれまでとは異なる移動策で臨む。7日に千葉市内で行われた日本代表メンバー発表会見に臨んだ森保一監督(56)が明かした。 【一覧】サッカー日本代表の日程 アジアのほかのチームが初戦を14日に行うことに対し、日本は1日遅れの15日となった。そのため従来なら中4日となるところだが、中3日で中国と対戦する。 9月、10月の2連戦では第1試合終了後すぐの未明に次の開催地へ向けてチャーター機で移動した。今回も同じくチャーター機を利用するが、試合後すぐでなく、いったんホテルに戻り睡眠・休養を取る。インドネシアから中国・アモイに向けて翌日夜の移動となる。 森保監督は「よりいいコンディションを作らせてもらっている。どう移動するか考えた結果、朝方移動するより、休んで夜に移動する、前回と違う移動をする。(チャーター機で)いろんなトランジットなどのストレスが選手にはかからないし、準備ができている」と答えた。 なお第1戦が他より1日後ろ倒しとなったのは、欧州でプレーする選手が多い日本とインドネシアの事情を踏まえ、両サッカー協会が「いいコンディションで、いいサッカーを見せたい」という思惑が一致したからだ。山本昌邦ダイレクターは「日程の困難、すべて整えるのは難しい作業。インドネシア協会といい関係があるから、こういう調整ができている」と説明した。 第1戦がスライドしていることで、チーム作りにプラスになると森保監督は言う。「1日多いのは非常に我々にとってありがたい。理由としては、まずは現地のコンディションに慣れるために、インドネシアに行ってもかなりの気温差、気候の違いがある。コンディションとして合わせられるのは、よりいい状況で臨める。戦術的な部分でも、練習の回数が1回多く取れる、ミーティングの回数も1回多く取れることで、我々のコンセプト、試合に向けての戦い方をより共有できる。その1回を有効に使いたい」。 中3日で続く2連戦という日程よりも、第1戦に向けてチーム作りを徹底できる部分を歓迎した。