ウクライナ加盟実現へ決意 NATOのルッテ事務総長
【ブリュッセル共同】北大西洋条約機構(NATO)のルッテ事務総長は17日、ロシアの侵攻を受けるウクライナが目指すNATO加盟について「ウクライナをNATOにこれまで以上に近づける」と述べ、実現への決意を表明した。NATO国防相理事会が開かれているブリュッセルで、ウクライナのゼレンスキー大統領と記者会見した。 ゼレンスキー氏はウクライナのNATO早期加盟などを求めた対ロシア戦争の「勝利計画」の内容を16日に公表したばかり。記者会見で「ウクライナは加盟国となるのにふさわしい国だ。実現のため、われわれはあらゆることをしなければならない」と理解を求めた。 国防相理事会は18日まで2日間の日程。初日の17日は日本と韓国、オーストラリア、ニュージーランドの4カ国の国防相と、防衛産業分野やウクライナ支援の協力を協議。日本からは中谷元・防衛相が出席した。 ルッテ氏は記者会見で、4カ国を交えた協議について「非常に有意義だった」とした。