ゼレンスキー大統領、クリミアなど「取り戻す力は我々にない」仏メディアのインタビューに
ウクライナのゼレンスキー大統領は、フランスメディアのインタビューに対し、ウクライナ南部クリミアや東部ドンバス地方について、「取り戻す力は我々にない」と話しました。 ゼレンスキー大統領は18日付のフランスの新聞、パリジャンのインタビューで、南部クリミアや東部ドンバス地方の一部について「事実上、ロシアに支配されていて、我々に取り戻す力はない」と述べ、ウクライナ単独での奪還は難しいとの認識を示しました。 その上で「プーチン大統領を交渉のテーブルにつかせるためには、国際社会からの外交的圧力に頼るしかない」と強調しました。 ロシア軍はウクライナ東部で侵攻開始以降、最速のペースで支配地域を拡大していると伝えられていますが、ゼレンスキー大統領は、「プーチン大統領に圧力をかけるためには、強いアメリカと強いヨーロッパが必要だ」と述べ欧米各国の結束やウクライナのNATOへの加盟が急務だと訴えました。