「使ったら戻す」を習慣に、わが家をゴミ屋敷にしないための片付けのコツ ゼロ家事のススメ
家事をやってこなかったシニア男性向けの「ゼロから始める家事」。最終回は片付け・ゴミ出し編です。家族が倒れて1人自宅に残されても、住み慣れたわが家をゴミ屋敷にしないために、最低限の片付けのコツを覚えておきたいものです。 まず、ゴミを家から出しましょう。集積所に運んだことがある人は多いと思いますが、大切なのはその手前。ゴミは分類して指定された曜日に出さなければ、収集されません。収集日や分別方法は自治体のホームページやパンフレットに載っているので、すぐ目に入る場所に貼り出しておきましょう。収集日はゴミ箱のフタに貼ると、いつでも確認できて便利です。 次は「片付けの習慣化」。意識するのは使ったら戻すことです。そのためには物の定位置を決めることが大切。鍵は玄関のフックにかける、読み終わった新聞はリビングの棚のケースに入れる、薬は専用の入れ物にまとめるなど、戻す場所を決めると探す手間が省けます。 日常の家事は生きていくために欠かせないものですが、決して難しくはありません。少しの知識と工夫で誰でもこなせるものです。基本的な家事スキルを身につければ生活の質が向上し、日々の暮らしが心地よくなりますよ。(知的家事プロデューサー 本間朝子)