Jリーグ移籍もある!? 来夏フリーになる海外日本人(3)絶対的な主力! 日本代表定着を目指す若き鉄人
今季も世界各地で激戦が繰り広げられ、欧州をはじめとする各国のリーグ戦が中盤に差し掛かっている。その主役である選手の契約状況は常に注目の的だが、12月4日時点でまだ去就が不透明な選手も存在する。今回は、来季以降の契約が未定な日本人選手を紹介する。(成績は『Transfermarkt』を参照)
DF:瀬古歩夢(せこ・あゆむ) 生年月日:2000年6月7日 所属クラブ:グラスホッパー(スイス) 2024/25リーグ戦成績:16試合0ゴール0アシスト 契約満了日:2025年6月30日 セレッソ大阪でキャリアをスタートさせた瀬古歩夢は、スイスに渡ってから充実したシーズンを送っている。2022年1月に完全移籍でスイス1部リーグを戦うグラスホッパーに加入すると、初年度からレギュラーポジションを掴んだ。 2022/23シーズンからは生業とするCBだけでなく、ボランチとしても起用され、ユーティリティ性も発揮。持ち前の足元の技術を海外でも誇示している。昨季はリーグ戦全38試合中36試合でピッチに立ち、攻守において存在感を見せた。 今季もDFとMFの両ポジションをこなしており、ここまでリーグ戦全試合に出場している。データサイト『FotMob』によれば、今シーズンの瀬古は「90分あたりのクリア数」と「インターセプト数」でチーム内屈指の数字を記録しながら、「90分あたりの正確なロングボール数」ではトップに立っている。 出色の活躍とは裏腹に、来年6月までの契約が延長される知らせや他クラブへの移籍確定の報は届いていない。24歳という年齢を考えても日本への帰国は考えにくいが、ここまでのクオリティを考えると現状はやや不遇と言えるだろう。 11月19日に行われたFIFAワールドカップ26アジア最終予選(3次予選)の中国代表戦でスタメン起用された瀬古。ここからのナショナルチーム定着を考える上でもクラブでの安定は重要だ。
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