高田馬場で青春時代を過ごした人ならわかる「ほんこん飯」とは!? どこか懐かしさを感じる「中華料理 秀永」
●叔父の店を引き継ぎ28年。2代目店主が無駄のない動きであっという間に作る中華料理
ここ数年、中国本土からやってきた調理人が作る本場中国料理を出す店が増えるなど、第二の池袋と化している高田馬場。四川料理や湖南料理、北京料理など様々な店があり、読めない漢字で書かれたメニューが羅列してある店も多く見かけます。 【画像】秀永のおすすめメニューを全部画像で見る!(12枚) そんなアジア・中国化が激しい高田馬場で、約50年前から早稲田通りに店を構えるのが「秀永」。JR高田馬場駅から徒歩5分ほどの場所にあります。 「店は47~48年前からここで営んでいます。元々は叔父の店だったのですが、引き継いで28年ほどになりますね」と店主。中華丼などの一部メニューは創業当時から変わらぬ一品。そんな秀永のおすすめの料理3品を教えてもらいました。
●ギンナン入り、ピーマンの緑が鮮やかな「白果鶏飯」
「うちでとりめしと言ったらこれなんですよ」。と出してくれたのは白果鶏飯(バッコチーハン)900円。 鶏肉のほかに、ギンナン、タマネギ、ピーマン、マッシュルームが入っています。ご飯ものは全てお味噌汁付き。計測したところ、お皿の重さ抜きで実質の量は750g。ボリュームタップリのメニューです。
「鶏肉や野菜は一度油通しをして、醤油で味つけています。隠し味にオイスターソースを入れているんですよ」。 さっと炒めたように見えて、実は油通しと隠し味の効果で奥深い味わいに。タマネギやピーマンのパリパリ、ギンナンのモチモチ、鶏肉のムッチリなど様々な食感も楽しい! そして味がしっかりしているので、ご飯がどんどん進みます。
●存在感のあるキクラゲに程よい辛味で箸が止まらない!「木須肉定食」
丼メニューで750gもあるだけあり、定食はさらにボリュームたっぷり! 「普段キクラゲをたくさん食べることは中々ないでしょ」と店主。確かにツヤツヤと光るキクラゲがたっぷり入った、キクラゲがメインのおかずです。
「キクラゲは身体にいいからね」と店主。 たっぷりのキクラゲと、豚肉、長ネギ、青菜などを、別の鍋でふわっと仕上げた玉子と合わせます。豆板醤とニンニクがしっかり感じられる味わいは、これまたご飯が進む! おそらくですが、某チェーン系定食店の1.5倍はあるボリューム。でも美味しいので気がついたら満腹、お腹の中が120%の状態になりそうです。