高田馬場で青春時代を過ごした人ならわかる「ほんこん飯」とは!? どこか懐かしさを感じる「中華料理 秀永」
●秀永といえばコレ! なぜ名前が「ほんこん飯」なのか、店主に聞いてみると意外な事実が!
3品目はこの店の名物でもある「ほんこん飯」950円。上に乗った目玉焼きがたまりません。「豚肉、白菜、キャベツ、青菜などを油通しして、醤油で下味をつけてから、八丁味噌で味を決めているんですよ」。それは白いご飯に合わないワケがない! ガンガンかっこみたくなる一品です。 「先代の店主の時代からあるので、おそらく30年前からある料理ですね」と店主。 例えていうなら回鍋肉丼なのですが、なぜ「ほんこん飯」という名前に?「その頃はね、中国イコール香港のイメージだったんですよ。覚えやすいのでこの名前になったんですね」。なるほど! 最初はそのまま、途中から目玉焼きの黄身をほぐすと、まろやかさとコクがアップ。醤油やソースをかけなくても、おかずのタレで目玉焼きが美味しい! ご飯もおかずも口一杯に頬張ると、幸せな気持ちになってきます。この店は、わんぱくな食べ方で楽しみたい!
ランチタイムもディナータイムも、1人客がふらっと来店してガッツリ食べていくそうで、中華料理店というより定食屋さんとして利用する人が多いとのこと。 そのため「常連のお客様が飽きないようにね、3日に1回変えている「おすすめ」が名前の通りおすすめですね。メニューにない料理だったり、メニューにある料理を安く提供しているんですよ」。 ちなみに麺料理で人気なのは広東らーめん850円。そして担々めん950円は他の店とはちょっと違うそうで、ちょっと気になる。 他にも、五目焼きそば900円や、海鮮あんかけ焼そば1,100円も評判が高いそうで、「海鮮は塩味。回転がいいから、新鮮なものを使っているんですよ」。それも美味しさの理由の一つと言えそうです。 普通に食事をする感じで、普通に来てくれれば嬉しいですね、と話す店主。腹ペコの学生やサラリーマンたちのお腹を長年満たしてきたからこそ、家のご飯を食べるように店にきて、顔を見せてもらいたいと思うのかもしれません。 次に来るときは、人気の広東らーめんか海鮮あんかけ焼そばにするか。それとも魚香茄子(ウーシャンチェズ・ナスとひき肉の味噌炒め)定食や乾焼蝦仁カンショオシャーレン・エビのチリソース煮)定食にするか。 でも、こういう昔ながらの店が出す、蝦仁焼売(6ヶ)650円も絶対に美味しい気がする! でも次回来るときに一番重要なのは、思いっきりお腹を空かせてからくる! ですね。
いしざわりかこ