〔NY外為〕円、152円台後半(8日朝)
【ニューヨーク時事】週末8日午前のニューヨーク外国為替市場では、米長期金利の低下を眺めた円買い・ドル売りに一巡感が広がる中、円相場は1ドル=152円台後半で推移している。午前9時現在は152円70~80銭と、前日午後5時(152円91銭~153円01銭)比21銭の円高・ドル安。 円買い・ドル売りが優勢となった海外市場の流れを引き継ぎ、ニューヨーク市場は152円30銭台で取引を開始。米長期金利の低下や持ち高調整の動き、加藤勝信財務相による円安けん制発言などを受け、円高・ドル安地合いが強まった。ただ、米長期金利が小幅に上昇に転じたことがドルの買い戻しにつながり、円は152円台後半にレンジを切り下げた。 米大統領選、米連邦公開市場委員会(FOMC)など週内に重要イベントを経て、利益確定や持ち高調整の動きが出ている。この日は、米ミシガン大学が発表する11月の米消費者景況感指数(暫定値)や米連邦準備制度理事会(FRB)のボウマン理事による発言機会が注目を集めている。 ユーロは同時刻現在、対ドルで1ユーロ=1.0750~0760ドル(前日午後5時は1.0798~0808ドル)、対円では同164円20~30銭(同165円12~22銭)と、92銭の円高・ユーロ安。