ホームは無敗もアウェーは現在3連敗 結果次第では首位陥落の危機…みちのくの地で苦手意識克服なるか【静岡発】
秋葉監督「山あり谷ありは…」
-愛媛戦を振り返って 清水エスパルス・秋葉忠宏 監督: 先週は愛媛のいいところが出た。我々が悪かったのではなく、相手のいいタイミングでゴールを沈められた。3点目は特にファインゴールだった。そうなる前に我々もチャンスが何度もあった。そういう時に仕留められないと、こうした難しいゲームになるなと。 ただ、消極的になって亀のように守るつもりはない。より速く、より寄せて、より視野を広げて、より読みを効かせながら、球際に強くボールを奪いに行きたいと思う。 -アウェーで3連敗となった 清水エスパルス・秋葉忠宏 監督: アウェーで成績が振るわない理由、正直それがわかっていたらこのようになっていない。何かまだ気づけていないところがあるかもしれない。 ただ、一方で神経質になりすぎるのはよくない。もう一度、自分たちが勝ちを積み上げてきたこと、やってきたことを見失わないことが重要。迷子になって自分たちの良かったことを消してしまうのではなくて、自分たちの強みを思い出して、どういう風にやってきたか全員がフォーカスして強度・練度を高めたい。 -ホーム・アウェイで何が違うのか 清水エスパルス・秋葉忠宏 監督: 我々よりは相手が違う。我々のホームにはサポーターを含めすばらしくよい環境はある。 一方、アウェーでは芝のコンディションの悪さや水をまかない整備のやり方、エスパルス戦になると観客が増えたり、様々相手に有利なことがある。 また、“エスパルスに一泡吹かせてやろう”という意気込みで戦えるし、“勝ち点1でもいい”というモチベーションもある。 2回り目は相手にとってチャレンジしやすい環境になっていると思う。そういったところにケアをしながら、“我々がどうするのか”、“よりホームに近い状態にできるのか”、そうしたことにフォーカスしたい。 -J1昇格という目標への思い 清水エスパルス・秋葉忠宏 監督: アウェー3連敗は結果として出ている。順風満帆な人生もあるが、人は風邪をひくし、ケガをすることもある。そういった不幸な時期をどれだけ短く過ごせるのか、どうやって復活するのかといったことが重要になる。 山あり谷ありは当たり前で、チャンピオンになるための当然の苦しみ。これを全員で乗り越えるから価値がある。勝ち続ける癖をつけて、自分たちから崩れない。こういう時こそフットボーラーとしての価値を問われている。立ち居振る舞いやメンタリティーを整えて臨みたい。これを乗り越えるからこそ優勝の喜びがあると思っている。 -6月19日の練習後に、権田選手が選手全員に「お互いに要求し合うことが大事」と異例の話をしていた 清水エスパルス・秋葉忠宏 監督: すばらしいこと。そうした選手がたくさん出てきてほしい。選手内からの指摘は効力や重みが違う。選手同士で声掛けがある非常にありがたいこと。これで結束力が上がると思う。 ワンファミリーとなって、たとえ嫌な面があることでも、お互いに要求し合い本当の家族といえるように。若い選手も -秋田戦に向けての意気込み 清水エスパルス・秋葉忠宏 監督: こういう時だからサポーターの力が必要。ワンファミリーである。こういった困難を乗り切るために一体感を持って勝ち続けていきたい。応援をよろしくお願いしたい。