井岡一翔、突然の試合中止に「受け入れて次に進んでいくしかない」 王者がインフルエンザで欠場
堤―アルバラードのWBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦がメインに
ボクシング興行『Lifetime Boxing Fights 25』は31日、大田区総合体育館で行われるが、予定されていたWBA世界スーパーフライ級タイトルマッチは同級王者フェルナンド・マルティネス(アルゼンチン)のインフルエンザ罹患により、中止となることが30日、発表された。これを受け、挑戦者の井岡一翔がコメントした。 【写真】妻&2人の子どもを顔出し公開…井岡一翔の家族ショット 前日計量、公式会見が行われたが、会見冒頭、会見の冒頭で中止がアナウンスされた。マルティネス陣営は、「皆さまに大変申し訳ないと謝罪をさせていただきたい。マルティネスの回復を努力しました。井岡選手には本当に申し訳ないと思っています。やれることを全部やりましたが、回復できませんでした。申し訳ないとお詫び申し上げます」と謝罪した。 ダイレクトリマッチに向けて調整を続けてきた井岡は、「自分自身とても複雑な心境ですが、この状況を受け入れて次に進んでいくしかないと思っているので、切り替えて次に進んでいきたいと思っています」と、心境を明かした。 なお、マルティネス陣営は井岡との再戦を望んでおり、井岡も「やれるなら僕も戦いたい気持ちですし、それがベストだと思います」と返し、「いつでも戦える準備はできています。マルティネス選手と戦えるならそれが一番理想ですし、それができないのであれば、次のチャンピオンと戦える交渉に入ってもらいたいなと思います」とコメントした。 またこれにより、堤駿斗とWBA世界スーパーフェザー級14位のレネ・アルバラード(ニカラグア)による、WBA世界スーパーフェザー級挑戦者決定戦がメインイベントに繰り上がることも発表された。アルバラード、堤はともに計量をクリア。堤は「スーパーフェザー級は初めての試合ですけど、ここまでいいコンディション、怪我もなく順調にここまでこれているので、リカバリーもしっかりやって明日に備えたいと思います」と試合に向けて決意を新たにしたほか、対戦相手については「元世界チャンピオンで、強い選手で、ベテランの選手で、これまで強い選手とばかり戦っている選手なので、グッドガイだなと目を合わせて思いました。最高の試合が明日できるんじゃないかなと思っています。今から試合が楽しみです」と印象を語った。 2024年最後のボクシングの試合になったことについては「自分の試合がメインに繰り上がると聞いたのはついさっきのことでまだ混乱している」としつつも、「大きな大会のメインイベントで戦えるのは光栄なことですし、2024年最後の試合を勝利で締めくくって来年をいい状況で迎えられたらと思います」と答えた。 『Lifetime Boxing Fights 25』は31日午後3時30分より「ABEMA」のボクシングチャンネルにて全試合無料配信される。
ENCOUNT編集部