「副業したいけど時間がない」を簡単に解決する方法(滝川徹 時短コンサルタント)
■意識して時間を使うことの大切さ
私がここでお伝えしたいのは意識して時間を使うことの大切さです。たとえば先ほどの 例なら、パートナーから連絡が来た時に何も考えずに話をするのではなく、次のどちらの選択をするかを意識して行動しなければいけません。 1.パートナーとそのまま話をする 2.これから勉強しなければいけないのでまた明日、話をしようと提案する このケースはパートナーが相手なので苦渋の決断を迫られるわけですが(笑)、YouTubeを見る時も考え方は同じです。YouTubeを見ようと思った時、これからYouTubeを見る時間は他の何か、たとえば勉強や情報発信する時間に使うことができる。このことを意識したうえでYouTubeを見るかどうかを決めるべきなのです。 つまるところ、時間の使い方で私たちが最も考えなければいけないのは 時間をどのように使うか。何にどれくらいの時間を使うか。その優先順位と配分を考えることなのです。 ではこれらをどうやって考えていけばいいのでしょうか。まずは私が情報発信、ブログをはじめた時の体験からお話しさせてください。そのうえでどうすればいいか、提案したいと思います。
■読書に逃げて情報発信を怠っていた20代
私がブログでの情報発信をスタートしたのは2009年でした。勝間和代さんの本を読んで、これからは情報発信が大切になる──そう強く感じたことがきっかけです。数年前から「いつか独立したい」と考えるようになっていた私は、ブログで成果を出せば独立できるかもしれないと考えました。 当時はブログも人気があり、人気ブロガーで会社を辞めて独立している人もいました。自分もその人たちみたいになれるかもしれない。そういう気持ちもあり、ブログをはじめることにしたのです。 ブログをはじめたのはいいのですが、思うように更新できません。週1回、週末のどちらかを使って更新するような頻度で、内容も日記みたいなものでした。会社の仕事はたしかに忙しかったです。しかし更新頻度が低かった理由を今あらためてふりかえると、やはり優先順位の問題だったように思います。 当時の私は読書にたくさんの時間を費やしていました。ブログを書くより、読書の時間を優先していたんですね。当時私も20代の後半で、成長しなければと焦っていた時期でした。 単純に読書が楽しかったこともあり、当時の私にとってはとにかく時間があれば読書。残りの時間にブログを書く。そんな優先順位・意識でブログに取り組んでいたのです。だからブログを書く時間がなかったのです。 今思えばですが、ブログの更新頻度を本気で上げたかったのであれば、本を読む時間を減らして、その分ブログに時間を費やせばよかったのです。しかし、アウトプットするよりインプットするほうがラクなんですよね。そういう意味では、読書することはいいことだという名目で、アウトプットから逃げていたのかもしれません。 いずれにせよ、この時期はブログを書くことより本を読むことのほうが優先順位が高かった。だから時間がなく、ブログを書けなかった。そう感じています。