ソニーG株が続伸、今期営業益5.5%増-自己株取得、株式分割
(ブルームバーグ): ソニーグループ株が一時前日比11%高の1万3285円を付け、2022年11月2日以来の日中上昇率となった。14日に発表した自社株買いや株式分割のほか、27年3月期を最終年度とする中期経営計画の内容が好感された。
SMBC日興証券の桂竜輔アナリストは14日付のリポートで、前期比5.5%増の1兆2750億円とした今期営業利益計画について、半導体事業の大幅増益はポジティブな印象と評価した。
また、ジェフリーズ証券のアナリスト、アツール・ゴヤール氏も英文リポートで、⾦融分野を除く営業利益の年平均成⻑率を10%以上とした会社計画は歓迎されると指摘。その上で、自社株買いは2500億円(前回は2000億円)に引き上げられ、さらに増える可能性が高いとした。
野村証券の岡崎優アナリストはリポートで、今期の営業利益計画は「ゲームとイメージセンサーの見方がわれわれの想定よりも強い」と指摘。ゲーム事業については、自社ソフトの販売が減少するが、ハードの損失縮小とネットワークサービスの拡大を見込むと説明した。
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Yuki Furukawa, Junko Hayashi