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週末は、上空にこの時期としては強い寒気が入り、大気の状態が不安定になるため、雷を伴った雨、または雪の降る所がある見込みです。 【画像で見る】この週末の雨・雪シミュレーション 上空5500m付近の寒気を見ると、北海道付近には―36℃以下、北日本から北陸にはー30℃以下のこの時期としては強い寒気が流れ込みます。 そのため、大気の状態が不安定になり、北陸、近畿北部、中国、九州北部地方を中心に局地的に雷雲が発達する見込みです。 落雷や竜巻などの激しい突風、ひょう、急な強い雨などに注意し、発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物の中に移動するなど、安全確保に務めてください。 また、上空の寒気の影響で、14日（土）や15日（日）は、平地でも雪が積もるところがある見込みです。 14日以降の雨と雪の予想では、日本海には、雨・雪雲の帯ができています。これはJPCZ（日本海寒帯気団収束帯）と言って、風と風がぶつかり、雨や雪が強まる所です。日本海側は、大雨や大雪の恐れがありますが、太平洋側にも流れ込んでくる可能性があります。 北陸なども雨や雷雨、大雪に注意は必要ですが、14日（土）は特に近畿から山陰地方にかかり、沿岸地域は雨が強まる恐れがあるほか、山沿いでは雪が降り積雪となる所がある見込みです。 15日（日）は特に北陸や北日本で雨・雪が強まる恐れがあります。 すでに青森市の酸ヶ湯では積雪（13日午後3時現在）で、1メートル63センチもの積雪となっています。 また、その後も冬型の気圧配置は続き、16日（月）には長野県北部を中心に降雪量が増えるおそれがあります。週末だけでなく、週明けも大雪や路面の凍結による交通障害に注意してください。 寒気は断続的に入るためこの先も、週間予報では平年を上回る日はほとんどありません。 11月までは、記録的な高温で紅葉が遅れたところが多くなりましたが、今シーズンは、冬が一気に訪れたように感じます。今後どうなるのか? 12日（木）に発表された最新の1か月予報によると、1月前半にかけて平年並みか、平年より気温が低くなる可能性が高いとみられます。

ここ数年は暖冬傾向のシーズンが多い印象ですが、今季は冬らしい冬になる可能性が高い予想です。体調の管理には十分ご注意下さい。