【RTU】河名マストがダウン奪うも中国シェ・ビンに逆転KO負け。原口伸がまさかのスプリット判定負け、透暉鷹、本野美樹も判定負けで、日本人4選手が全敗=『ROAD TO UFC シーズン3』
2024年8月23日(日本時間24日朝10時~)、米国ネヴァダ州ラスベガスのUFC APEXにて『ROAD TO UFC シーズン3』(U-NEXT配信)が開催された。 【写真】テイクダウンコントロールして細かいパンチを入れても評価されなかった原口伸の試合 各階級の優勝者がUFCとの契約を勝ち取ることができる同大会には、日本から透暉鷹、本野美樹、原口伸、河名マストの4選手が参戦、中国勢4選手と準決勝を争った。 バンタム級では1回戦3選手が参戦した日本人の中で、唯一の準決勝進出者の中西透暉鷹が、バーエゴン・ジェライスーと対戦。初回にダウンを奪ったジェライスーが、ケージでのクリンチ打撃と後半にテイクダウンでトップを奪い、透暉鷹に判定勝ち。 女子ストロー級では、本野美樹が中国のフォン・シャオツァンと10カ月ぶりに再戦。スタンドで後手に回り、柔道テイクダウンも研究されるなかで、最終ラウンドにテイクダウンからギロチンチョークに入るも極め切れず、判定負け。 フェザー級では、昨年ライト級RTUで決勝進出の原口伸が、階級を落としてフェザー級で中国のズー・カンジエと対戦。初回を落とすも、2、3Rをテイクダウン。際で細かい打撃も入れたが、カンジエの大きな打撃が評価されたか、2Rに2者の支持を失った原口が、3Rを取り返すも間に合わず。スプリット判定で敗れた。2Rのジャッジは物議を醸す結果となった。 最後に登場した河名マストは、元グレコU-23世界王者。2年連続RTU出場の中国のシエ・ビンとフェザー級で対戦した。先に左ストレートでダウンを奪った河名は、打ち合いに出たが、シエ・ビンが下がりながらの得意の右フックでダウンを奪い返すと、すぐに立ち上がった河名にさらに追撃の右を打ち抜いて失神KO勝ち。 これで日本人4選手全員が準決勝敗退となった。 中国のための大会と言われながらも、韓国勢2選手、インド1選手が勝ち残った『ROAD TO UFC シーズン3』。 フェザー級決勝はシエ・ビンvs.ズー・カンジエ、女子ストロー級決勝はシー・ミンvs.フォン・シャオツァンの中国人対決に。 バンタム級決勝は韓国ユ・スヨンvs.中国バーエゴン・ジェライスー、フライ級決勝は韓国チェ・ドンフンvs.インドのキルー・シング・サホタとなった。
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