年金の平均額が「月14万円」って本当?母の年金は「月8万円」だそうですが、なぜそんなに少ないのでしょうか?
年金の平均額は月14万円程度で、賃金などによりもらえる年金額は異なる
令和4年度末時点での厚生年金保険の受給者平均年金月額は14万4982円ですが、8万円程度の受給者も少なくないことが分かりました。 受給額が「9万円以上12万円未満」と「16万円以上19万円未満」の方が多いため、この中間が平均層になっていると予想されます。さらに、受け取れる年金の額は、加入期間や加入制度、賃金や繰上げ受給の有無などによっても異なります。 厚生年金保険に加入している人の場合は、国民年金のみに加入している方より多く受給でき、加入期間が長いと、さらに金額がアップします。 なお、繰上げ受給を請求すると早く年金を受け取れますが、その分支給額が減り、その後上がることはないため注意が必要です。受給できる年金の額に差がある理由は、さまざまです。 年金を多く受け取りたい方は、年金の繰下げ受給や、厚生年金保険に加入して長く働くなどの方法を検討しましょう。 出典 厚生労働省年金局 令和4年度 厚生年金保険・国民年金事業の概況(参考資料1)都道府県別老齢年金受給者数及び平均年金月額(24ページ)、(参考資料3)厚生年金保険(第1号)男女別年金月額階級別老齢年金受給権者数(26ページ) 日本年金機構 年金の繰上げ受給 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部