中国の輸出拡大が「需要息切れ」でピークアウト コンテナ運賃の指数先物は高値から7割暴落
■スポット運賃の下落に拍車 欧州航路を対象にした代表的な指数先物は9月9日、決済期限が2024年12月の取引が1607.5ポイントで引け、1日で8.73%下落。7月の高値から7割も落ち込んだ。 財新記者の取材に応じた複数のフォワーダーの証言によれば、北アメリカ航路やヨーロッパ航路のコンテナのスポット運賃(40フォートコンテナ換算)は、このところ1週間に1000ドル(約14万3000円)近いペースで値下がりしているという。
これらの航路ではコンテナ船の積載率が90~95%と、すでに満載にするのが難しくなっている。そのため、コンテナ海運会社が貨物の争奪戦を繰り広げており、スポット運賃の下落に拍車をかけている。 (財新記者:李蓉茜) ※原文の配信は9月10日
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