薄型デザイン採用、独自の色表現で撮影が楽しめる! ヒット確実「LUMIX S9」の魅力は
Lマウント搭載のLUMIX Sシリーズは、これまでEVFをペンタ部に搭載する一眼レフスタイルの製品のみを展開してきたが、シリーズで初めてEVFを搭載しないモデルとしてLUMIX S9を搭載する。日ごろスマホで撮影を楽しむ世代は、画面を見ながらの撮影に慣れているため、EVFの搭載は見送ったという。
EVFの省略で、本体は上部の出っ張りのないフラットデザインに仕上げつつ、本体サイズを126×73.9×46.7mmと、LUMIX S5II(134.3×102.3×90.1mm)よりも大幅に小型軽量化している。フルサイズセンサーを搭載するシグマのLマウントミラーレス「fp」(112.6×69.9×45.3mm)よりはひとまわり大きいサイズ感となる。
LUTを選ぶだけで表現を変えた撮影ができるリアルタイムLUTも大幅に改良した。背面に独立したLUTボタンを新たに搭載し、手早くLUTを切り替えられるようにした。あわせて、カメラ内に保存できるLUTの数を39種類(LUMIX S5IIは10種類)に増強するとともに、2つの異なるLUTを重ねがけできるようにした。
リアルタイムLUTをよりアクティブに活用するため、スマホアプリは従来の「LUMIX Sync」から「LUMIX Lab」に一新。LUTファイルをスマホアプリでダウンロードできるようにし、管理や転送もスマホアプリで行えるようにした。オリジナルのLUTを作成する機能も備える。LUTファイルは、適用前後のイメージを確認できるようにしたほか、撮影済みの写真や動画にも適用できるようにした。
動画は、新たにセンサーの画素をすべて生かした3:2比率で撮影できるMP4(Lite)のモードを追加した。ここから一般的な16:9比率にトリミングできるほか、ニーズの高まる縦長動画にトリミングしやすくなるメリットもある。 ■MFのパンケーキレンズ「LUMIX S 26mm F8」を投入 フルサイズ対応の交換レンズとして、薄型の広角レンズ「LUMIX S 26mm F8」を発表した。LUMIX S9に合わせた薄型軽量のパンケーキレンズで、全長は18.1mm、重さはわずか58gに抑えた。LUMIX Sシリーズ用の交換レンズで初めてマニュアルフォーカスとし、ボケを生かした表現からパンフォーカスに近い表現まで楽しめる。希望小売価格は31,900円で、発売は6月20日。