識者が選ぶ、2024年もっとも面白かったテレビドラマは?(2)先が読めない展開が最高…社会現象も納得の出来
「ふてほど」が2024ユーキャン新語・流行語大賞に選ばれるなど、今年も世間を賑わせたテレビドラマ。今回は、「ベスト・オブ・平成ドラマ!」(青春出版社)の著者であるコラムニストの小林久乃さんが2024年放送のドラマの中から、珠玉の5本をセレクト。それぞれの魅力を解説する。第2回。(文・小林久乃)
第4位『光る君へ』(N H K総合)
作品ファンのオフ会も多く開催されていたし、ひとつの社会現象でした。ドラマオタクと称している私ですが、実は大河ドラマ、途中で視聴離脱することが多々。理由は「あ、この人そろそろ死ぬでしょ?」「関ヶ原の戦い、きたね~」なんて、史学で勉強したせいで先が読めてしまう。 今回は平安時代のことですから、さすがに先が読めず毎週ワクワク。ちょうど脚本家の大石静さんとお仕事でご一緒できて、お話も伺って、いかに壮大なストーリーなのかを知ったのも大きかったです。 【著者プロフィール:小林久乃】 出版社勤務後、独立。2019年「結婚してもしなくてもうるわしきかな人生」にて作家デビュー。最新刊は趣味であるドラマオタクの知識をフルに活かした「ベスト・オブ・平成ドラマ!」。現在はエッセイ、コラムの執筆、各メディア構成、編集、プロモーション業などを生業とする、正々堂々の独身。
小林久乃