【太陽フレア】今後も“大爆発”は続くか...11年周期で太陽の活動は活発化 スーパーフレア発生で甚大な被害!?研究者が解説
―――普段は北極などでしか見られないオーロラが今回は兵庫県香美町でも見られたというのは、爆発が大きかったからということでしょうか? 「はい、基本的にはそう考えていただいて結構です。太陽表面で起こった爆発現象で飛んできたものが影響していて、基本的にはその極のところ、すなわち先ほど言った地球のN極S極という極のところあたりにものが寄っていくという性質があるので、その辺りでオーロラが見えやすいということなんですが、非常にエネルギーの強い爆発であった場合は、やっぱり北極と南極に来るんですけど、それがもっと広い範囲で見えていくような感じになっている」
太陽は今「非常に強い活動期」 過去には大規模停電が発生
―――なぜ今、太陽の活動が活発になっているのでしょうか? 「なぜというところを本当に踏み込むと、まさに研究の最先端、よくわからないという話ではあるんですが、基本的には、観測的に知られていることとしては、だいたい11年ぐらいの周期で太陽活動が活発になったり不活発になったりというのを繰り返しています。太陽活動が活発になるっていうのは、表面に非常に大きな黒点がたくさん出てくるような感じになるんですけれども、この太陽表面の黒点に溜まっている磁石のエネルギー、磁気エネルギーによって爆発が起こる、それがフレアになるというものなので、今非常に強い活動期に入っているということで、大きなフレアが頻発しているということになりますね」 ―――今回の爆発は最大規模ということで非常に大きくなっているということなんですね? 「今まで観測された中ではかなり大きい方の規模ではあります。今、活動のピークがもうしばらくしたら来るぐらいの感じだと考えられていて、だから来年再来年もう少し、これぐらいの活動が続く可能性が高いと思われます」 ―――毎日放送がある大阪・茶屋町でもオーロラが見える可能性はありますか? 「可能性はあります。ただ、やっぱり空が暗いところでないと。オーロラは基本的に光が弱いので」