純利益、来年度1.2兆円超 過去最高更新に自信 三井住友FG社長
三井住友フィナンシャルグループ(FG)の中島達社長はインタビューに応じ、2025年度の連結純利益について「1兆2000億円超にチャレンジする」と語った。 金利上昇で利息収入の増加が期待されるなど良好な事業環境を追い風に、今年度見通しの1兆1600億円を上回って3年連続で過去最高を更新することに自信を示した。 同社は24~28年度の5年間で約6000億円分の政策保有株式を売却する方針で、業績は当面「『げた』を履いた状態」が続く。こうした一時的な要因を除いた収益の「実力値」について、中島氏は「1兆円になっているか心もとない」と説明。人工知能(AI)を中心とするデジタル技術や人材への投資、買収などを進め、「追い風がなくなっても長期トレンドで増益できる姿をつくる」と強調した。