長期金利は夏場に1%超えの声、日銀の利上げと国債購入減額観測
三井住友トラスト・アセットマネジメントの稲留克俊シニアストラテジストは、6月会合での国債買い入れ減額は十分あり得るとみる。まだメインシナリオではないが、「買い入れ減額に続いて利上げが近づく一方、米利下げはなお遠いということになれば1%が見えてくる」と語った。
野村証の松沢氏は「10年金利1%で銀行の国債投資が、その時点で30年金利は2%を超えて生保の国債投資が、それぞれ本格化する水準になるだろう」と話す。銀行も生保も13年の異次元緩和開始以降は外債中心のポートフォリオを構築してきたが、「国内債券へ資金が回帰してくる」と見込む。
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Masahiro Hidaka