地震をきっかけに、ものを手放すように。衣食住にまつわるYouTubeが話題!深尾双葉さんの「ダウンサイジングルール」
▶お茶の道具は厳選したものだけ たくさんあったお茶の道具も厳選。「コーヒーの道具はほとんど手放しました。ドリップが上手でないのに、持っているのはもったいなく感じて」
▶風通しがよくなった食器棚 器を重ねて収納することが減り、食器棚の風通しがよくなった。「骨董の器を集めるのは、夫の趣味でもあります。減らしたい、というのはあくまで私の気持ち。夫にまでは強要しません。私の様子を見て、手放す心地よさに少し影響されたようですが」
▶お茶にゆっくり向き合える余裕も 気づけばいつもネットで〝何か〞を探していたけれど、今は一杯のお茶にゆっくり向き合える余裕が生まれた。
Downsizing Rules:深尾双葉さんのダウンサイジングルール5 ▶▶ Rule_1:“まにあわせ”だったものから見直しの対象に
今の家に合わせて買ったわけではない家具、深く考えずに選んだ小物……〝まにあわせ〞のものの使いづらさや気に入らない点を洗い出してみる。 実家から受け継いで、なんとなく使っていた木製の棚は、奥行きが狭く不安定だった。低いステンレス棚に替えてすっきり。
Rule_2:なくした後、気に入るものが見つかるまでは代用品で
少々不便でも、気に入らないものが視界に入るよりは気持ちいい。また、一度手放すことで大切さに気づくこともある。 和室と寝室の照明は撤去。夜はポータブルランプを持って移動する。
一方、一度は手放したものの、自分には必要と実感したのはごはんをおいしくするおひつ。
Rule_3:服は「黒だけでいい」と気づいて、半量に
昨年から、〝色の手放し〞も。それはインテリアだけでなく服にまで。服選びに迷わなくなり、ムダな時間も手放せた。 以前は鮮やかな色の服も着ていたけれど、最近惹かれるのは黒ばかり。気に入っている白い服は、黒に染め直して着用。
和室の押し入れは引き戸を外し、一目瞭然の収納に。下のアルミコンテナのうち7個が、防災用の備蓄品。開け閉めしやすい上段右には普段使いの食品を配置。
Rule_5:家族には、ものを減らすことを強要しない
ものを手放すのは、心地よく穏やかに暮らすため。空間をシェアする相手だからこそ、それぞれの価値観を尊重する。 Staff Credit 撮影/メグミ 取材・原文/福山雅美 こちらは2024年7月号(6/7発売)『暮らしの「ダウンサイジング」で、人生が変わった!』に掲載の記事です。※商品価格は消費税込みの総額表示(2024年7月号現在)です。