酷暑のみならず試合会場は劣悪ピッチ…三笘薫「まっすぐ転がらない」堂安律「球が走らない」
敵は暑さだけではない。10日のW杯アジア最終予選・バーレーン戦に向け、試合会場のバーレーン・ナショナル・スタジアムで公式練習を終えた日本代表のMF三笘薫(ブライトン)はピッチコンディションについて聞かれ、「芝はなかなかまっすぐ転がらない。いつもどおりプレーできないところもあるかもしれない」と指摘。武器であるドリブルや日本の特長であるパス回しからのコンビネーションを発揮しづらい環境ではあるようだ。 【写真】「めっちゃカメラに抜かれてた」「それにしてもかわいい」“勝利の女神”が再び降臨 「そこはチームとして助け合って走れば、どうにかできる部分もある。中で解決したい」と三笘が言えば、MF堂安律(フライブルク)も「いわゆる中東特有の芝の感じで、水をまかないと球が走らない。もしかしたら水をまかない作戦もあるかもしれないので、いろんなことを想定しながらやりたい」と、臨機応変に対応するつもりだ。 5日のW杯アジア最終予選・中国戦は7-0の大勝。左ウイングバックで先発した三笘自身、貴重な追加点をマークした。「ウイングバックが高い位置に入ったときの後ろのサポートやリスク管理が良かった。縦パスに対してのシャドーの動きも、いい距離感でできていた」。試合内容には手応えを感じながらも、「ただ、相手が前から来ない中でのプレーだったので、余裕もあったし、一人ひとり考える時間もあった。次の試合はそうもいかない」と、敵地でのバーレーン戦へ表情を引き締める。 バーレーンは初戦でオーストラリアを1-0で撃破。アウェーで金星発進を飾り、勢いに乗ってホームに戻ってきた。「(相手は)意気込んでくると思うので、その準備もしたい」と話す三笘は酷暑の中での試合に「後半、選手が落ちてくるところは両チームあると思う。そこでしっかり集中力を切らさないこと、コミュニケーションを取ることが必要だと思う」と強調した。