世界的名作「赤毛のアン」が日本初のバレエ作品に 初演の舞台裏に密着 “地方からの文化発信”にかける思いとは?
森の妖精の中には、大学生の渡辺さんの姿も。 渡辺千尋さん 「やっぱりバレエって私にとって楽しくて、それしかないなと思いました」 2日間で訪れた観客はおよそ2000人。 ホールは感動の渦に巻き込まれ、カーテンコールでは拍手が鳴りやむことはありませんでした。 観客 「感動しまくってます!」 「オーケストラの音が生ってすごいですね。号泣してしまいました」 出演者の保護者 「非常に上手に踊れてたので、いい経験になったと思います」 観客 「なかなか鳥取で見れる機会がないので、今回の赤毛のアンは貴重なステージと思いました」 最終日、舞台の幕が下りると、熱いを抱擁を交わす井田さんと山本さん。 出演者たちの労をねぎらいました。 指揮・音楽監督 井田勝大さん 「日本であまりやられてこなかったことをこの鳥取の力でできたことを本当に誇りに思う。とても素晴らしかった」 ともに励まし合い高め合い、厳しい稽古を重ねてきた仲間たち。 笑顔、そして涙、様々な感情が溢れます。 山下彩香さん 「自分自身踊っててすごく楽しくて、終わってしまうのがすごくさみしいんですけど。大変なこともあったけど、すごく充実してたくさんのことを学ぶことができました」 アンの心の友・ダイアナ役の大下結美花さん。 プロのダンサーとの絡みも多く、大役を果たしました。 ダイアナ役 大下結美花さん 「とにかく幸せで…ごめんなさいしゃべると泣きそう…。 一生忘れられない素敵な経験になったと思います。いろんなたくさんのことを学ばせていただいたので、それを子どもたちにも伝えていけたらと思います」 振付・演出 山本康介さん 「みんな練習したこと以上にいい笑顔で踊っていたので、きょうの経験をもとに将来に生かしてもらえればとてもうれしく思います」 地方からの文化発信。 井田さんは今後、バレエ「赤毛のアン」を全国、そして世界へ羽ばたかせていきたいとしています。 指揮・音楽監督 井田勝大さん 「感無量、幸せな気持ちです。地方、鳥取県というところから広がりをみせていくことができたら最高と思いますし、鳥取のことを誇りに思えると思います」
アンが成長するように鳥取のダンサーや子どもたちも成長を見せてくれた今回の舞台。 鳥取のバレエ文化発展のきっかけになるにちがいありません。
山陰放送