「あまりに美しい…」初の60代優勝者!弁護士でジャーナリストの60歳女性、ミス・ユニバース大会で栄冠「年齢差別からの脱却」
60歳の弁護士で元ジャーナリストであるアレハンドラ・ロドリゲスさんが、ブエノスアイレスで開催された今年のミス・ユニバース大会で優勝。「ミス・ユニバース・ブエノスアイレス」の栄冠を手にした。 【動画】60歳でミス・ユニバースに輝いたアレハンドラ・ロドリゲスさん 同コンテストの歴史上で初めての60代の優勝者となり、年齢に対する既成概念を覆したと海外で大きく報じられている。ロドリゲスさんは「美の新しいパラダイムの代表となれたことに、興奮しています」と述べている。 アルゼンチン・ラプラタ出身で60歳のロドリゲスさんは、弁護士であり元ジャーナリストだ。4月下旬、60歳の出場者としては初めて、ミス・ユニバース・ブエノスアイレスのタイトルを獲得した。18歳から73歳まで、34人の候補者たちを破っての快挙だった。 今後は5月25日のミス・ユニバース・アルゼンチン大会に駒を進める。同大会でも優勝すれば、今秋のミス・ユニバースのタイトルを争うことになる。
ルール改正を知り出場を決意
ロドリゲスさんは高校を卒業後すぐに、ジャーナリストの道を歩んだ。その後法律を学び、病院の法律顧問となった。年齢的に、ミスコンテストへの出場はそぐわないと考えていたが、ルール改正を知って出場を決意したという。 ニューヨークに本拠を構えるミス・ユニバース機構は2023年9月、大きな変革を発表していた。それまでは18歳から28歳までの、独身かつ子供のいない女性しか出場できなかったミス・ユニバースのコンテストだが、今年からは18歳以上の女性なら誰でも参加可能となった。 現地英字紙のブエノスアイレス・タイムズは、ロドリゲスさんの勝利について、大会の歴史に新たな時代の幕開けを刻むものだと論じている。彼女の多様な経歴と活気ある個性は、新しい美のパラダイムを体現するにふさわしい、と同紙は述べる。 英インディペンデント紙は、ロドリゲスさんの60歳での優勝は「ステレオタイプに挑戦し、世界中の人々の心を動かした」「若さを崇拝するような、よくみられる年齢差別的な思考からの脱却となる」と評価している。