「経済センサス」新CM発表、皆藤愛子さんらが調査への協力呼びかけ
THE PAGE
国勢調査の経済版とも言われる「経済センサス」の実施を控え、総務省と経済産業省は16日、「平成28年経済センサス-活動調査」の記者発表会を都内で開催した。CMに起用した草野仁さんと皆藤愛子さんもトークショーに登場。草野さんは「私も個人事務所を経営しています。皆さんも回答をよろしくお願いします」と経済センサス回答への協力を呼びかけた。
土屋正忠・総務副大臣が「実態調査なくして政策なし。ぜひ皆さんのご協力をお願いしたい」とあいさつし、星野剛士・経済産業大臣政務官も「一枚一枚の調査票があってこそ、経済活動の実態把握が可能になる」として調査への協力を訴えた。
この日は、経済センサスをPRするための新CMを披露。調査票の配布を周知する「配布告知篇」と調査票への回答を促す「回答促進篇」の2種類で、タレントの草野仁さんと皆藤愛子さんを起用。ニュース番組という舞台設定を採用しており、2人がニュースキャスターに扮して、調査票の配布周知と回答の促進を訴える内容となっている。「配布告知篇」は5月20日から、「回答促進篇」は6月1日から全国で放映予定。
草野さんと皆藤さんが登壇したトークショーでは、1事業所あたりの従事者数が書道教室1.6人、そろばん教室2.2人というデータが表示され、書道5段の皆藤さんは、「興味深い結果。ぜひ取材したい」と語っていた。 経済センサスは、全国すべての企業と、支店や営業所などの事業所を対象とする極めて大規模な調査で、2009年にスタート。5月中旬から調査票が各事業所に配られ、6月1日時点の事項を回答する。調査の結果は、行政の政策決定や企業の経営計画を行う上での基礎資料として活用される。 (取材・文 具志堅浩二)