就職活動で生成AI「チャットGPT」を活用する方法 過度に頼りすぎないことも重要 プロが指南 就活の極意
自己PRのエピソードが思い浮かばない場合、チャットGPTに「学生時代に力を入れたことを思い出す手助けをしてほしい」と頼むと、質問を通じてエピソードを引き出してくれる場合があります。自分の強みや経験について深掘りし、自分でも気づかなかったポイントを発見できるでしょう。
ただし、チャットGPTに依存しすぎると「自分の言葉」ではなくなるリスクがあるため、得たアドバイスをもとに、自分らしい表現でまとめることが大切です。
❷想定外の質問にも対応
面接では時に予想外の質問が飛んでくることがあります。チャットGPTに「意表を突く質問例を教えてほしい」と頼むと、面接で実際に聞かれることのある変わった質問(「あなたを動物に例えるなら何ですか?」など)を提示してくれます。
このような質問にも事前に対策することで、本番での冷静な対応が期待できます。
❸企業ごとの面接対策
企業ごとの傾向に合わせて面接の準備を行うことも可能です。例えば、「○○会社ではどのような質問が多いか」といった質問をすると、過去の面接傾向に基づく回答を提供してくれることもあります。企業ごとに異なる対策を取ることで、より企業に合った面接対応ができるようになります。
このようにチャットGPTは非常に便利ですが、過度に頼りすぎないことも重要です。自己分析や企業研究、エントリーシートの作成、面接対策など、就職活動は自分自身を深く理解し、それを的確に表現する力が求められます。
AIからの提案を参考にしながらも、自分自身の言葉で表現し、自分らしさを保つことが大切です。
また、AIの情報はあくまで参考であり、公式な情報源や人との対話を通じた直接の体験から学ぶことも大切です。チャットGPTを賢く活用し、納得のいく内定を勝ち取るための一助としましょう。(「内定塾」講師 齋藤弘透)
ここ十数年で新卒の就職活動も大きく変化してきました。今年は特に変化の年になります!新卒の就職活動は、世の経済状況や世相を反映しやすく、年によって状況が異なります。東京、大阪の主要都市を中心に全国8校舎を持つ、就活塾・予備校最大手の「内定塾」講師が、就活事情の最前線をご紹介します。
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