日本は「長く待ってくれない」 年俸で勝るも…元有望株が韓国を選んだ“狙い”
KBOは助っ人保有が3人まで…韓国言及「日本は長く待ってくれない」
韓国プロ野球(KBO)のハンファは13日、元ヤンキースのエステバン・フロリアル外野手との契約を発表した。年俸70万ドル(約1億700万円)+インセンティブなどで最大85万ドル(約1億3100万円)になるという。日本からはより好条件が提示された中、韓国を選んだのは元有望株の“打算”があった。 【写真】胸と腰が露わ…青ドレスの美人妻 パドレス韓国人選手の奥様が「美しすぎる」 韓国メディア「OSEN」は15日、「再びメジャーに行くには……」と題した記事を寄稿し、フロリアル移籍の裏側を伝えた。2018、2019年にMLB公式サイトが発表した有望株ランキング100で44位、57位に選出されるなど、指折りのプロスペクトだった27歳。2022年には3Aの101試合で15本塁打、39盗塁、2023年は28本、25盗塁の好成績を残すもメジャーでは鳴かず飛ばずで、通算5年で84試合、打率.192、4本塁打、OPS.620にとどまった。 記事では、フロリアルがNPB球団からオファーがあったとし、「金銭的な条件だけを見ると日本が有利だった」と明かした。しかし、「ハンファは出場機会の重要性をアピールして説得した。メジャーに未練が残っているフロリアルの本音を把握していたからだ」と指摘する。いわく、ハンファは1年前から注目しており、日本と争奪戦になると、KBOの助っ人への“待遇”の良さを訴えたという。 NPBでは助っ人の保有は無制限にできるが、「不振に陥った場合は長く待ってくれない」と同紙。一方でKBOは助っ人の保有が3人に限られており、「十分に出場機会が保証される。KBOの活躍をきっかけにメジャーリーグにもどった選手も多い」とした。 「フロリアルにとってもアジアで良い成績を残すことが重要で、お金よりも環境と特性を考慮していた。投手力がかなり優れた日本より、『打高投低』の韓国でプレーする方が好ましかった」と言及。そしてハンファからの「『韓国でうまくやれば、良い待遇で再びメジャーリーグに行くことができる』という説得に移籍を決意した」と、裏側を明かしている。 打者ではエリック・テームズが韓国で活躍→メジャー復帰1年目に31本塁打と活躍、今年もエリック・フェッディ投手(ホワイトックス)がいきなり9勝、防御率3.30と結果を残した。27歳の元有望株も成功例に続けるだろうか。
Full-Count編集部