年収1円の違いで所得税が「10%」上がるって本当!?誤解されやすい「超過累進課税」を説く
所得税は「速算表」で簡単に求められる
年収899万9999円と年収900万円では所得税が23%と33%の違いがあるため、1円の違いで10%も損をすると考える人がいますが、これは大きな勘違いであるようです。まず所得税は課税所得で計算するため、年収900万円の人の場合は給与所得控除やそのほかの所得控除を差し引いた金額を求める必要があります。 仮に課税所得が900万円以上の場合でも、税率33%が適用されるのは900万円を超えた部分に対してです。所得税の計算は複雑であると思われがちですが「速算表」を活用することで簡単に求められます。仕組みをしっかりと正確に理解して、間違った認識で年収をおさえることがないようにしましょう。 出典 国税庁 タックスアンサー(よくある税の質問) No.2260 所得税の税率 執筆者:FINANCIAL FIELD編集部 ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルフィールド編集部