パーフェクト達成は逃したが…初速と終速の差が少ない直球 阪神・村上頌樹の投球は見事【伊原春樹の野球の真髄】
4月12日の阪神戦[東京ドーム]で7回までパーフェクト投球の村上は「7回までしっかり投げ切れたのは自信になる」[写真=川口洋邦]
岡田彰布監督も悩みに悩んだ末の決断だったはずだ。4月12日の巨人戦(東京ドーム)。阪神先発の村上頌樹が素晴らしいピッチングを見せた。大卒3年目の右腕。2016年、智弁学園高3年時にはセンバツ優勝投手となり、東洋大へ。入学時に当時の高橋昭雄監督から「身長は低いけど(174センチ)、将来面白いよ」と聞いており注目していた。21年にドラフト5位で阪神に入団したが、2年目を終えて一軍登板はわずか2試合。ウエスタンでは1年目に10勝1敗、防御率2.23、勝率.909で最多勝、最優秀防御率、最高勝率の三冠に輝き、2年目も防御率3.09、勝率.700でタイトルを奪取していた。 ウエスタンで好結果を残しているのに、矢野燿大前監督がなぜ一軍で起用しないのか不思議に思っていたが・・・
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週刊ベースボール