158センチ高山勝成が10センチ低い対戦相手のバッティング警戒…18日ボクシング世界戦
【ゼネラルサントス(フィリピン)17日=田村龍一】前日計量が当地で行われ、元世界4団体ミニマム級王者・高山勝成、対戦相手のカー・ルはともに一発でクリアした。同じ右構え。高山陣営が警戒するのは、10センチもある身長差だ。158センチの高山に対し、ルは予想よりもさらに低い148センチ。バッティングによる流血で負傷判定や無効試合の経験をもつ高山は「接近戦は注意したい。相手にポイントを与えないボクシングをする」と万全を期す。 【動画】高山の計量 当然クリアで仕上がり上々! 勝てば日本人初の“5団体制覇”。IBOは日本ボクシングコミッション非公認のマイナー団体だが、過去にはマニー・パッキャオ(フィリピン)ら名王者を輩出した。そのパッキャオの地元で行われる今回の一戦。高山は「チャンスがあれば一気に仕留める」。13年3月に当時日本非公認だったIBF世界同級王座をメキシコ・グアサベで奪取して以来、11年ぶりに海外で歓喜の時を迎える。
報知新聞社