新型EV「エースマン」は、電動SUVであってもミニらしいのか?デザイナーが語る、ミニであり続ける4つの意識
ミニをデザインするうえで“手札”がなくならないのは、市場のトレンドを見ていて、先にいくように努めているから、とするハイルマー氏の考えが、上記のインテリアのデザインコンセプトにもよく表れている。 これからミニのデザインはどんな方向へ向かわせたいのか、と尋ねられてハイルマー氏は、先に紹介した4つの要素が“重要”と答える。「なかでも、レスポンシビリティとキュリオシティ。この価値を若いクライアントに訴求していきたいですね」。
ハイルマー氏は、2024年9月13日付で発表されたBMWデザイン部の人事異動で、ミニのヘッドオブデザインから、BMW乗用車部門へ異動し、コンパクト、ミッドサイズ、それにMモデルを手がけることになった。後釜として、BMWが管理するデザインワークスからホルガー・ハンプフ(Holger Hampf)氏が移ってくる。 ミニのデザインは3、4年後に変化するか、そこは未知数だが、この先も、2024年10月に発表されたミニ・クーパー・コンバーチブルをはじめ、ハイルマー氏のコンセプトに基づいたモデルが登場するのは間違いない。
小川 フミオ :モータージャーナリスト
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