サウナが好きで毎週サウナに入りに出かけています。家にサウナがあれば毎日入れるなと考えますが、設置費用はどれくらいかかるのでしょうか?
日々の疲れを癒し、心も体もリフレッシュできる「サウナ」。その魅力に取り憑かれ、毎週通う人も多いのではないでしょうか。そんなサウナ愛好家にとって、自宅にサウナを持つことはまさに夢のような贅沢です。しかし、その夢を現実にするには一体どれくらいの費用がかかるのでしょうか? この記事では、家庭用サウナの種類や設置条件、注意点を詳しく解説します。 ▼「シャワーだけ」vs「お湯をためる」1人暮らしはどっちがお得? それぞれの水道代・ガス代を比較
家庭用サウナの費用はいくら?種類別の価格帯を解説
家庭用サウナの設置費用は、サウナの種類や設置場所によって大きく異なります。主な種類と価格帯を見ていきましょう。 ① 据え置き型サウナ 据え置き型サウナは、既存の部屋や浴室に設置する比較的手軽なタイプです。価格帯は30万円~350万円程度で、サイズや機能によって変わります。小型の1人用サウナなら数万円~50万円程度で購入できますが、大型の2~3人用になると100万円を超えることもあります。 ② バレルサウナ 樽型のおしゃれなデザインが特徴のバレルサウナは、主に屋外に設置します。価格帯は100万円~400万円程度です。デザイン性が高く、庭のアクセントにもなるため、とても人気があります。 ③ テントサウナ テント型の簡易サウナは、最も安価な部類のサウナです。3万円程度から購入でき、設置や収納も簡単です。ただし、耐久性や断熱性は他のタイプに比べて劣ります。 ④ オーダーメイドサウナ 木材の材質やストーブの種類、サウナ内部の空間をカスタマイズして自分好みのサウナにカスタマイズします。価格は数百万円から。既存の部屋をサウナルームに改装したり、新築時にサウナを組み込んだりする場合は高額になります。 サウナ本体の価格だけでなく、設置工事費や電気工事費などが追加で必要となる場合があります。特に屋外に設置する場合は、基礎工事や給排水工事が必要になることがあるため、追加で数十万円かかる可能性があります。
設置場所は屋内と屋外ではどっちがいい?それぞれの設置条件と特徴
自宅にサウナを設置する際には、屋内か屋外かを選ぶ必要があります。それぞれにメリットとデメリットがあり、設置条件や注意点も異なります。以下で詳しく解説します。 ① 屋内サウナの特徴と設置条件 〈特徴〉 屋内サウナは、浴室や空き部屋など、家の中に設置するタイプです。天候に左右されず、プライバシーが確保されやすいのが大きな魅力です。また、湿気や断熱対策をしっかり行えば、快適に利用できます。 〈設置条件〉 ● スペースの確保 ● 換気設備 ● 電源設備 ● 床材の耐水性 小型の1人用でも最低1.5m四方のスペースが必要で、複数人用ならさらに広い場所が必要です。湿気対策として、換気扇や窓があるとカビや腐食を防げます。また、水分が床に漏れる可能性があるため、防水対策も重要です。 サウナヒーターに関しては、一般的に200Vの電圧を必要とします。家庭用の電源は通常100Vのため、設置には電気工事が必要です。 〈メリット〉 ● 天候に左右されず、いつでも利用可能。 ● 周囲の目を気にせずリラックスできる。 ● 自宅の既存のインフラを活用できるため、電気や水道などの設備に追加の費用がかかりにくい。 〈デメリット〉 ● 設置スペースの確保が課題となる場合が多い。 ● 換気や防水、断熱工事など、初期費用が高額になる可能性がある。 ● 他の部屋への影響を最小限に抑える工夫が必要。 ② 屋外サウナの特徴と設置条件 〈特徴〉 屋外サウナは庭やベランダ、屋上などに設置するタイプです。自然と一体化した開放感や外気浴を楽しめる点が魅力で、特に広い庭や専用スペースを持つ家庭で人気があります。 〈設置条件〉 ● 基礎工事 ● 耐荷重確認(ベランダ・屋上) ● 防水対策 ● プライバシー対策 サウナの重量に耐えられるよう基礎工事が必要な場合があります。特に柔らかい地面では地盤沈下に注意が必要です。ベランダや屋上の場合は、耐荷重を確認しましょう。 また、防水加工や排水設備を整え、雨風への対策を講じることが重要です。さらに、庭やベランダではフェンスや植栽でプライバシーに気をつける必要があります。 〈メリット〉 ● 自然環境の中でリラックスできる開放感。 ● 外気浴との相性が良く、本格的なサウナ体験が可能。 ● 屋内空間への湿気や熱の影響がない。 〈デメリット〉 ● 天候や季節による制約(雨天時や寒冷地では利用しづらい)。 ● メンテナンス頻度が高くなる(木材保護塗料の塗布など)。 ● プライバシー確保や近隣への配慮が必要(音・煙・匂いなど)。