日本の「伝統的酒造り」ユネスコ無形文化遺産登録へ 老舗酒造メーカーも喜びの声
KKT熊本県民テレビ
ユネスコの「無形文化遺産」に日本の「伝統的酒造り」が登録される見通しとなりました。この知らせに、県内の老舗酒造メーカーでは「業界全体として喜ばしいこと」と歓迎しています。
ことし創業124年を迎えた人吉市の高橋酒造。原料の米や水にこだわり、焼酎造りを続けています。ユネスコの評価機関が「無形文化遺産に登録することが適当」との勧告を出した「伝統的酒造り」。日本酒や焼酎、泡盛など、穀物から作られるこうじを使って発酵させる手作業の技術で、日本各地の気候風土に合わせて発展し、杜氏や蔵人らの手で現代に受け継がれています。
登録されれば国内の無形文化遺産は「歌舞伎」や「和食」などに続き、23件目となります。嬉しい知らせに高橋酒造では。
■高橋酒造・髙橋昌也専務 「業界全体として大変喜ばしい事だと考えています。ただのおいしいものだけでなく文化的・歴史的背景があることを含めユネスコに評価されたと考えています」
「伝統的酒造り」は12月上旬に開かれるユネスコ政府間委員会で、無形文化遺産に正式に決定される見通しです。