どこよりも早く2025年カレンダーが決定。IMSA、デイトナからプチ・ル・マンまで全11戦で開催のウェザーテック選手権年間スケジュールを発表
3月15日、北米スポーツカーシリーズのウェザーテック・スポーツカー選手権を運営するIMSAは、来年1月に開幕する2025年シーズンのレースカレンダーを発表した。 【写真】セブリング12時間レースの決勝スタートシーン(GTDプロ&GTDクラス) このアナウンスは従来よりも約5カ月早く、IMSAは来季2025年のスケジュールを明らかにした最初のシリーズ運営団体となっている。アメリカの機関が発表時期を早めたのは、他のレースやシリーズとの日程が重なる可能性を排除するためだとみられる。 「IMSAのチームメイトを代表して、このような早い時期に2025年のスケジュールを発表できることを誇りに思う」と語るのは、IMSAのジョン・ドゥーナン代表。 「これはプロモーター・パートナーとの素晴らしい協力関係によって実現したことであり、今日こうして2025年の計画を公表できたことを感謝している」 同氏はまた、「来年のスケジュールをこれほど早く皆さんの手に委ねることで、ファン、ライバル、パートナーは、2024年シーズンがまだ多く残っているにもかかわらず、素晴らしい2025年シーズンに向けて計画を進めることができる」と述べた。 キャデラック、アキュラ、ポルシェ、BMWという既存のLMDhメーカー4社のマシンに、アストンマーティン・ヴァルキリーのLMH(ル・マン・ハイパーカー)規定車が加わることが予定される2025年のスケジュールを確認すると、今季と変わらず全11レースが同様のフォーマットで行われ、このうちの5つのイベントがシリーズ内の耐久レース・カップ、“IMSAミシュラン・エンデュランス・カップ(IMEC)”のラウンドであることがわかる。 1年の始まりは1月下旬に開催されるデイトナ24時間レースで、その1週間前に恒例の公式テスト“ロア・ビフォア・ロレックス24”が予定されている。第2戦はこちらも恒例のセブリング12時間レースで、3月中旬に実施予定だ。 4月に予定されるロングビーチはふたたびGTPとGTDクラスのみの100分レースとなり、翌月のラグナ・セカ・ラウンドではGTDプロが2クラスに加わる。5月の終わりにデトロイトのダウンタウンで行われる100分レースはGTPとGTDプロによるイベントだ。 この後、LMP2が他の3クラスとともにザ・グレン6時間でレースに復帰する。シーズン唯一のアメリカ国外戦であるCTMP(カナディアンタイヤ・モータースポーツ・パーク/通称モスポート)は2025年もLMP2のヘッドライン・レースとなり、続くロード・アメリカでふたたび4クラスが集合する。 8月のバージニアは毎年恒例のGTオンリーイベントとして開催予定。翌9月にIMECの4戦目となるインディアナポリスが控え、ロード・アトランタでのプチ・ル・マンがフルシーズンとエンデュランス・カップを締めくくる。各ラウンドの開催日は以下のとおりだ。 ■IMSAウェザーテック・スポーツカー選手権 2025年スケジュール(3月15日付) Round/Date/IMEC/Race/Category Test/1月17~19日//デイトナ(プレシーズンテスト)/GTP・LMP2・GTDプロ・GTD Rd.1/1月23~26日/*/デイトナ24時間/GTP・LMP2・GTDプロ・GTD Rd.2/3月12~15日/*/セブリング12時間/GTP・LMP2・GTDプロ・GTD Rd.3/4月11~12日//ロングビーチ市街地/GTP・GTD Rd.4/5月9~11日//ラグナ・セカ/GTP・GTDプロ・GTD Rd.5/5月30~31日//デトロイト市街地/GTP・GTDプロ Rd.6/6月26~29日/*/ワトキンス・グレン6時間/GTP・LMP2・GTDプロ・GTD Rd.7/7月11~13日//CTMP(モスポート)/LMP2・GTDプロ・GTD Rd.8/7月31日~8月3日//ロード・アメリカ/GTP・LMP2・GTDプロ・GTD Rd.9/8月22~24日//バージニア/GTDプロ・GTD Rd.10/9月19~21日/*/インディアナポリス6時間/GTP・LMP2・GTDプロ・GTD Rd.11/10月8~11日/*/プチ・ル・マン(ロード・アトランタ10時間)/GTP・LMP2・GTDプロ・GTD [オートスポーツweb 2024年03月17日]