マイアミ勝利逃したフェルスタッペン、ノリスの初優勝を祝福「これが最後ではないだろう」
レッドブルのマックス・フェルスタッペンは、セーフティカー(SC)のタイミングも味方につけてF1マイアミGPで初優勝を果たしたマクラーレンのランド・ノリスについて、今後さらに勝利を重ねていくだろうと語った。 【リザルト】F1第6戦マイアミGP:決勝結果 フェルスタッペンはポールポジションからレースをリードしていたが、展開は彼に味方しなかった。フェルスタッペンは23周を終えてピットストップしたが、28周目にケビン・マグヌッセン(ハース)とローガン・サージェント(ウイリアムズ)のクラッシュによりSCが出動した。 ここでステイアウトし、首位に立っていたノリスがピットイン。タイムロスが少ない状況でピットを済ませ、首位のままコースに復帰した。 ただフェルスタッペンがノリスをすぐに攻略するかと思われたが、フェルスタッペンはターン15でボラードに接触してしまうなど、アンダーステアに苦しんだ。 ノリスは最後までハイペースを維持し、トップチェッカー。F1キャリア6年目、110戦目にして初優勝を挙げた。 2位でフィニッシュしたフェルスタッペンはレースを振り返り、『Sky』に次のように語った。 「勝つときもあれば、負けるときもある。レースではみんな、それに慣れているよね?」 「今日はちょっとトリッキーだった。(スタートで履いた)ミディアムタイヤですでにそうだったけど、素晴らしいと感じられなかった」 「僕たちは引き離されていったけど、でもそうなるべきではなかった。ピットストップを終えて、マクラーレンのラップタイムを聞くと『ワオ、かなり速い』と思った」 「彼らがハードタイヤに履き替えた途端、彼らのペースが上がった。特にランドは飛んでいるようだったよ」 「あのスティントは僕らにとって信じられないほど難しかった。でも難しい1日に2位だ。受け入れるよ」 フェルスタッペンは仲の良い友人でもあるノリスの勝利を称えた。 「ランドのことはとてもうれしい。長い間待望だったからね」 「それに、これが彼の最後の優勝にはならないだろう。彼は今日、間違いなくそれに値する」 マクラーレンは、スプリントの週末にも関わらずマイアミGPでマシンを10ヵ所アップデートしている。このレースはアップデート後のマクラーレンの真のペースを反映していると思うかと聞かれ、フェルスタッペンは「そうでないことを願うよ!」と答えた。 「彼らはアップデートしてきたんだ。ああ、確かにそうだ。だから僕たちの方で少しやることがあるんだ」 「間違いなく、レースペースという意味で僕たちが最強という週末ではなかった。でも、すべてを分析して、また戻ってこられるように頑張るよ」 フェルスタッペンから2秒遅れの3位でフィニッシュしたフェラーリのシャルル・ルクレールも、ノリスの”信じられないような仕事”を称賛した。 「ランドについては本当に嬉しい。彼はそれに値する」 「何らかの理由であと一歩のところで届かなかったことがよくあったけど、今日彼は信じられないような仕事をしたよ」 「週末を通じて彼はずっと好調で、Q2ではすでに『OK、彼らはとても強い』と感じたラップがあったと思う」 「今日のような強さがあるとは予測していなかったけど、強いだろうとは思っていた。でも彼は完全にそれに値するよ」
Charles Bradley